english
exhibitions
展覧会情報
forthcoming東京

長谷川 純

1999年 5月15日(火)〜6月19日(土)

火-土 11:00−19:00 日祝月 休




------------------------------------------------


長谷川純は、MDF合板を輪郭に沿って切り取った人物像、Cut-Out-Figure(カットアウト・フィギュア)で知られる。パステルトーンで彩色されたフラットな色面とシンプルな線からなる人物像は、あたかもファッション雑誌から抜け出てきたかのようである。それは、誰もが子供の頃に思い描く「いつか有名になりたい」といった夢を我々に思い起こさせる。マーティン・マローニは、長谷川を含むある種のロンドンの若手作家達の作品を、クールでヒップでありたいというがんぽうを表現する作品、ワナビーアート(Wannabe Art)と呼ぶ。


長谷川の初個展となる本展は、「自殺と殺人」をテーマに、女性が眼を閉じて横たわる作品を中心として構成。それまでカットアウト・フィギュアという背景のない人物像を制作してきた長谷川が、初めてキャンバスによる絵画作品を制作。近年、カットアウト・フィギュアにおける長谷川のモティーフは、ファッション雑誌に登場するモデルから自らの友人のポートレイトへと移行していた。彼らの姿は、まるでスターの卵達のオーデイション用写真のようだった。セレブリティに強く惹かれつつも、現実には手の届かない存在に対し、自分自身のバージョンを創造することで自分のものとする。今回のペインティングについて「映画監督のように全てをコントロールできる空間を創りたかった」と長谷川自身語るように、その作品はkの序によって創作されたある物語のワンシーンである。そこには、セレブリティを憧れの存在ではなく素材として扱う長谷川がいる。描かれた女性が、死んでいるというよりむしろ安らかな眠りのなかにいるように感じるのは、明るい色彩とシンプルな線によるものだろう。また、一つの画面上でマットなアクリルペイントと光沢のあるハウスペイントを併用したコラージュ的な表現が、映画のモンタージュのイメージを喚起させる。



---------------------------------------------
プレスリリース、写真等の詳細は下記の担当者までお問い合わせください。

TARO NASU GALLERY 木俣 マキ
e-mail:info@taronasugallery.com




展示画像
zoom