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展覧会情報
forthcoming東京

渡辺 聡

2001年 5月8日(火)〜6月2日(土)

火-土 11:00−19:00 日祝月 休




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渡辺聡は、タージ・マハル、スフィンクス、ルーブル美術館など、世界の有名な観光地や風景を描く。画像の多くがコンピューター処理される今日、「風景」は「ドット」の集合体であり、渡辺のペインティングも、デジタル化された画像の目の粗さを想起させるものではある。しかし、渡辺の作品はドット丈のシールをキャンバスに貼り、油彩で絵画を描いた後にそのシールを剥がすというきわめてアナログ名方法を用いて制作される。ドットシールのサイズは7ミリ。ときには何万枚にも及ぶシールを扱う作業は写経にも似た精神的鍛錬を要求する。


今回の展覧会で渡辺聡は、新作「建築シリーズ」を発表する。ポストカードの写真のような認識をもたれている「風景」と同様、世界的に有名な建築物は人々に共通する図版的なイメージで捉えられている。そのような意味では、渡辺が手がける、ミース・ファン・デル・ローエや、フランク・ロイド・ライト、ル・コルヴィジェなどの20世紀を代表する建築家の作品をモチーフにした絵画は、今日的は風景画であると言える。


渡辺の、気も遠くなるような手作業による現代版「風景画」には、えもいわれぬ矛盾と、ばかばかしさやジョーク、そしてシニシズムがある。イメージが氾濫し消費される時代に、渡辺は「視る」と「描く」という行為に対するアイロニカルな問いをその絵画の表面に映し出す。



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TARO NASU GALLERY 木俣 マキ
e-mail:info@taronasugallery.com




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