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展覧会情報
forthcoming東京

田口 和奈 Kazuna TAGUCHI

2005年 7月23日(土)〜 8月27日(土)

Reception for the Artist : 6月24日(金) 18:00 〜 20:00

火-土 11:00 −19:00 日祝月 休




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田口 和奈 Kazuna TAGUCHI

1979年、東京都に生まれる。2003年、東京芸術大学美術学部絵画科油画専攻卒業。(卒業制作大学買い上げ賞受賞。同年、大橋賞受賞、第18回ホルベインスカラシップ奨学生に選ばれる。)現在、東京芸術大学大学院博士過程に在籍中。


<彼女であり、彼女でない何か>

7月のTARO NASU GALLERYは新人、田口和奈を御紹介します。

田口和奈は写真と絵画の境界を軽やかに越境する作家である。

キャンヴァスにモノクロームの油彩画を描き、それを撮影するという手法で制作される作品群は、日常的なモチーフから構成されているにもかかわらず、きわめて非日常的な光景として呈示されている。

例えば田口がキャンヴァスに描く女の顔は特定の人物の顔ではない。彼女が描くのは、雑誌のグラビアや身近な友人の顔のパーツをモンタージュした架空の女の顔なのだ。ある特定の人間の特徴を主張しながら、決して特定することのできない顏。茶碗や壷といった静物を描く際も同様の過程を経て制作が進められる。そして、ありふれたモチーフがありえないモチーフへと変容していくのである。

田口が苦心するのは、モチーフを創造することではなく、キャンヴァスにそれを描くことでもなく、照明や角度に試行錯誤を重ねて写真を撮影することだという。印画紙に焼きつけられたイメージは、キャンヴァスや絵具そのものがもっていた生々しい質感をそぎとられ、モノクロームの画面に沈んでいく・・・。

田口の作品は見るものを、認識の断層ともいうべき異次元へと誘い込む。はたして今、見つめているのは写真なのか、写真を通して見る絵画なのか。はたまた、女の顔でありながら、女の顔ではないもの・・・・。

今回は、田口和奈のこれまで制作してきた作品の代表的なものを展示し、作家の個性を御紹介致します。新しい才能のデビューをぜひ御覧下さい。




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プレスリリース、写真等の詳細は下記の担当者までお問い合わせください。

TARO NASU GALLERY 木俣 マキ
e-mail:info@taronasugallery.com


展示画像
zoom
"私はあなたに似たいのです"
2004
gelatin silver print