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展覧会情報
forthcoming東京
[Gallery 1展「Exchangeable」
[Gallery 2]] 片山博文 良知暁展「frames」
2009年10月30日(金)―11月28日(土)※会期延長いたしました
火〜土 11:00-19:00 日月祝 休
Reception for the Artists: 2009年10月30日(金) 18:00-20:00



10-11月は、片山博文、良知暁のTARO NASUでの初個展を同時開催いたします。

 

1980年生まれの片山、良知はともに「写真」というメディアを用い、手法は異なれども、暗黙の了解然とみなされている視覚世界のルールを再構築し、パラダイムシフトを起こす。

 

片山博文「Exchangeable」

 

片山がつくりだすのは「写真のニセモノ」だ。

写真をPCに取り込み、ドロー系ソフトで写真をなぞり、イメージをベクトルデータへと再構築することで 写真の姿を借りた、コンピューターグラフィックスをつくりだす。

 

デビュー当初より制作してきた<Vectorscapes>シリーズでは 駅やビルなどの無個性な建築内部空間を主なモチーフとしてきたが、今回の個展で取り扱うのは9.11のアメリカ同時多発テロ事件である。

加速化する情報社会のなかで、この未曾有のテロ事件は 新聞、テレビ、インターネットなど、あらゆるメディアでそのイメージが流され 様々な仮説が憶測された。その全貌はいまだ明らかにされないままである。

片山は、この事件を元に制作されたノンフィクション映画 (というジャンルもまた「事実」という名の「ニセモノ」といえるだろう)をモチーフとして、ベクトルデータに再構築されたイメージ世界を描き出す。

 

実際の事件と、その事件をめぐる人々の想像が生み出した幻影。 フィクションとノンフィクションが二重、三重にもなった入れ子構造は 人々の信じているリアリティーがまさに『Exchangeable』(交換可能)なものであるとして その境界線を揺さぶり、曖昧性を暴き出す。

本個展にあわせて制作された大小あわせて約17点の作品を出品の予定。

 

 

良知暁「frames」

 

良知の問題意識は作品としての写真作品、被写体それ自体ではなくむしろ、作品をとりまく展示環境やそれらの構造自体、そこでなされる鑑賞体験にむけられている。

 

今回良知は、ギャラリーのホワイトキューブ内に フローリング床と白壁2面からなる、約1m四方ほどの展示空間をつくりだす。まるでどこかの部屋の角を切り取ってきたかのような装置の中で展示されるのは壁に展示された写真と写真の間に存在する空間を被写体とした作品だ。

壁とそこに展示された作品とを「地」と「図」の関係で捉えるならば 通常は人の意識が向けられることのない「地」の部分にあえて焦点をあてられたのが この<between>シリーズである。

また、本展覧会にてあらたに発表される<frames>シリーズでは 作品と「額」との関係性の構造に焦点があてられる。

 

こういった「壁」や「額」など、ふだんは目の前から隠されている構造自体を むきだしにし、目の前に提示することで 人々が視覚によって認識している空間意識を一から定義しなおそうというのが良知の試みだ。

立体インスタレーション1点と、写真作品10点で展示構成の予定。

 

 

 

 

片山博文×良知暁 アーティストトーク 開催決定

 

「写真の偽物」を作るというコンセプトによって、イメージが作り出す共同体幻想の 危うさを呈示する片山博文。そして空間の断片としての写真の在り方を、写真作品や 空間インスタレーションによって模索する良知暁。 二人のアーティストが自身の作品や「写真」をめぐるキーワードについて語ります。

 

2009年11月28日(土)16:00-17:30

会場:TARO NASU

※ご予約、参加費は不要です

 

出演者:片山博文(アーティスト)、良知暁(アーティスト)

司会進行:斎数賢一郎(編集者)

 

 


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プレスリリース、写真等の詳細は下記の担当者までお問い合わせください。

TARO NASU GALLERY 木俣 マキ
e-mail:info@taronasugallery.com




展示画像

zoom

片山博文

no.1035
2009

type C print

展示画像

zoom

良知暁

between 03
2009

type C print