9-10月のTARO NASUは、ジョージェ・オズボルト展を開催いたします。
ジョージェ・オズボルト | Djordje Ozbolt
1967年、ユーゴスラビア生まれ。現在はロンドンを拠点に制作活動。
パブロ・ピカソ(Pablo Picasso)が「アヴィニョンの娘たち」(Les Demoiselles d’Avignon 1907)を発表してから約100年。
ジョージェ・オズボルトのアフリカン・マスクを描いたペインティングは、かつてヨーロッパの価値観を震撼とさせた 「魔術とロゴスの中間にあるもの」の存在とその意味についての模索がいまなお新鮮さを失わない、大きなテーマa significant issueであることを呈示する。
オズボルトがアフリカのマスクや彫刻を主題とした作品群の制作に着手したのは2013年。日本での公開は今回の個展が初めてとなる。
植民地主義や東西ヨーロッパ文化の衝突、ハイとロウ両方の美術史に言及しながら、独自の小宇宙を作り続けているオズボルトの作品は、魅力的に歪んだ時空間を画廊スペースに現出させる。